初めてのお客様は、地元の高校生でした。

サンジャラの太陽光冷蔵倉庫に併設したデジタルKIOSKに、冷蔵庫が入った。
試験運用として飲み物を冷やしていたところ、下校途中の高校生たちが新しい建物に興味を持ち、中を覗きこんできた。
「喉が渇きました、飲み物ください!」
外は45度の灼熱。断る理由はない。まだオープン前だったが、ペプシ1本、お買い上げいただいた。
「君がこのお店の第一号のお客様ですよ」
そう伝えると、友人たちに囲まれてお祝いムードに。記念撮影もさせてもらった。その後も冷えた水やオレンジジュースが次々と売れていった。
太陽光冷蔵倉庫は、ただ置くだけでは地域に根づかない。冷蔵だけのサービスでは、プロジェクトが終わればただの箱になる。それは、やってみたからこそわかることだ。
私たちが目指したのは、住民にとって日常的に意味のある場所にすること。日々の買い物、冷たい飲み物、印刷やコピーサービス、簡単な飲食ができるスペース。人と人の顔が見え、暮らしの利便性が上がる場所。
そうして地元に溶け込んでこそ、施設は生きる。
そしてこのすべてが、100%太陽光で動く完全オフグリッド。電力インフラのない場所でも、そのまま再現できる。
アフリカでコンビニをつくってしまった。そう言ってもいいかもしれない。