今回が第1回目となる新企画では「IoT x SDGs」の取り組みを行う企業として、弊社をご紹介いただきました。
日本とセネガルは今年2020年に外交関係樹立60周年を迎えます。そんな中、今年2月に外務省主催のアフリカ貿易・投資促進官民合同ミッションが行われ、シュークルキューブ ジャポンはセネガル進出民間企業として団体ミッションに参加、同国を訪れマッキー・サル大統領へ表敬する機会をいただきました。その際、直接大統領に再生可能エネルギーと通信を組み合わせたポータブル機器TUMIQUI SMART KIT(ツミキ スマートキット)がもたらすインパクトをお伝えし、祝辞をいただくことができました。
ミッション団に対して、サル大統領からは「セネガルと日本は古くからのパートナーであり、我が国はその技術を必要としている」との発言があり、現地メディアでも団体ミッションの訪問は大きく取り上げられました。また、アマドゥ・ホットゥ経済・計画・協力大臣からは日本政府に対し下記の提案もありました。
セネガル政府から日本政府への具体的な提案2点
・日本側が要望した日本企業向けのワンストップ窓口を投資・大規模工事促進公社(APIX)内に設置
・日本企業専用の“経済特区”をセネガルに創設
現在セネガルは欧米をはじめとする世界に向けたアフリカの輸出拠点となるべく動いており、この内容は日本企業の投資促進を後押しするものとなっています。
〜 TUMIQUIプロジェクトの歩みを止めない 〜
“政府の強いセネガル”と言われるように、今回のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の対応も政府主導で感染防止のために「夜間外出禁止令」「市場の閉鎖」等大胆な施策を実行しています。しかし、現状では日中も路上に出て働かざるを得ない人々が多くいることが、保健衛生の観点からも危惧されています。感染拡大を防ぐことは今現在の最重要課題であります。同時に、この様な生活環境を少しでも減らすべく歩みを止めないことも、アフリカの発展を緩めない為に非常に重要と考えます。
■ 本年1月にセネガルに設立した当社子会社のTUMIQUI JAPON SASU(ツミキジャポン)は、アフリカ統括責任者が現地にて引き続き以下の事業を行なっており、今後、人の移動制限が長期化するであろう世界のビジネス環境に対応すべく、当社の強みであるICT技術を駆使し、現地ビジネスを継続させることでセネガルに貢献できる体制を確立しております。
1. TUMIQUI事業(UNIT生産・販売・保守、他業種連携等)
2. セネガル現地調査事業(コーディネーション、通訳・手配等)
3.日本企業様の現地代理店事業(マーケティング・販売・保守等)
2については、日本からの出張が難しい場合、セネガル在住の現地のスタッフがパソコン等の通信機材とテレビ会議ソフトウェア(Zoomなど)で、セネガルから日本のご担当者様とテレビ会議を開催し、インタビューを行うことも可能です。3については新規事業となりますが、日本企業様の商品やサービスを仏語圏西アフリカへ展開をお考えの企業様において、現地に赴くことなく、マーケティングから販売促進・保守に至るまでの対応が可能です。
これらを現地スタッフの安全保守と感染拡大防止対策を取りながら、事業継続に向けてあらゆる方策を取って行く所存です。
〜 今、アフリカの人々のために 〜
この様な状況下でも、電気と通信は必要とされ、人々は収入を得るための働き口を探しています。弊社がセネガル保健省と共に未電化村落9カ所の診療所に設置したTUMIQUI SMART KIT(ツミキ スマートキット)も現在も順調に稼働しています。電気と通信のみならず、現地生産・現地雇用を促進させ「アフリカ諸国の持続可能な発展」を目指す弊社の取り組みは、人々の生活基盤を支えうる意義のある事業である、そう再認識しております。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が猛威を震う中で、保健衛生体制の確保には、その国の人々の教育面の拡充が不可欠であり、感染症へのリテラシーを高めることが拡大防止に役立つという認識が世界共通となって行くでしょう。その中でも特に、アフリカはそのリテラシーを広げるべき地域であり、その後押しを積極的に行う民間企業が今こそ必要とされているのです。
今後も弊社は、現地法人スタッフと共に今まで以上にセネガルとの繋がりを強めながら、事業基盤の構築に邁進して参りたいと思います。
我々は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の猛威が世界中に広まる中、TUMIQUIプロジェクトを継続することが、アフリカ発展の歩みを止めないムーブメントとなることを確信しています。
現在外務省セネガル投資促進ミッション参加中ですが、日本企業であれば誰でも参加ができ、高官や今回は大統領にまでお会いする機会など、民間だけでは成し得ないメリットがある。
ビジネスでは、マーケットのニーズを汲み取りつつビジネスを構築するが、アフリカマーケットは相手国の政策に寄り添い、人間関係を国のトップから、セネガル地方のタンバクンダの少年まで、マルチ階層で作っていくことで、確実に浸透していくことが出来ている。
ミッション参加も、大統領や大臣に会い、プロジェクトの認識をし協力を要請して行くのも一つの手段。外国人のスタートアップだって出来ることはすでに証明した。
そして、その国における外国人の特権は、その国に対してどの階層とも会えるチャンスがあり、話もできる。
そのそれぞれの階層の方々とビジョンを共有し、それぞれの役割の方々と、こちらもモードを切り替え合わせる事でプロジェクトを固める。そしてマーケットでテストをしてビジネスの確度をあげる。
それが54か国の中でセネガルで見出したやり方だ。
セネガルと違い、政府が弱かったり汚職が蔓延する国ではできない方法なので、それぞれの国で違うやりかたをする必要がある。
コートジボワールの拠点はコートジボワールのやり方を見出しているので、そこは粛々と進める。
TUMIQUIの目的はアフリカの経済発展。
その巨大マーケットの成長と共にビジネスが大きくなる事すらも手段である事を、どれだけ大きくなっても忘れないようにしたい。
大統領府での写真は
下記WEBサイトが出典です。
https://www.teledakar.net/…/senegal-ouvre-portes-aux-entre…/
海外に於いて「日系法人」の定義はいくつかあるが、外務省としての定義では「日本法人の海外投資」による親会社を日本にもつ子会社・関連会社を指すそうだ。
日本法人を作って進出した一つの理由であり、駐在事務所ではなく、れっきとしたセネガル法人とありながらも、日の丸🇯🇵の会社である。
12年前にパリで設立したSUCRECUBE TECHNOLOGIES は日本人である僕が起業したが、フランスで貯蓄したお金で起業し、日本から出資を受けていないので100%フランス🇫🇷の会社で外務省的には日本企業では無かった。
なので、2年前の日本へ進出は対日投資フランス🇫🇷企業として進出し、返す刀で今回対セネガル🇸🇳投資日本企業として進出した。
そういう意味で官民連携として認識している。
勝手にやるより、共に認識しながら進むのを僕らは大事にしている。
仲の良い大臣や高官を通じて見るに、寧ろセネガル政府側がこの努力をよくわかってくれているので、彼らのセネガルや西アフリカ発展の期待に応えたい。
さて、と話は逸れたが、
三菱商事
コマツ
カゴメ
大日本土木
シュークルキューブ(セネガル法人名: TUMIQUI Japon SASU)
と5社目に名を連ねる事ができました。
本日2/17月曜日の日本経済新聞朝刊(全国紙)の新興・中堅Biz (7)面で取り上げて頂きました。
日本経済新聞デジタル版の方ではカラーで見られます。
太陽光発電キット、セネガルに工場 シュークルキューブ
これまでの活動と、今後の活動の両面に着目頂き、デジタル版では欧州でもみられるとの事で、世界中へこれ以上ない「有言実行」の「有言」をさせていただきました。
外務省によるセネガルでの投資促進ミッション前にこのように取り上げて頂きタイムリーなご縁を感じます。
セネガルへの投資はダイレクトに出来なくとも、信頼出来る協業パートナーがいれば連携する事で如何様にも可能となる。
ヒトモノカネジョウホウの四資源を持ち寄り、それぞれがプロとして事業形成する事で不可能なことはない。それをずっと海外でやってきたし。
良い案件、それも東アフリカと特性が全く違い、安定したフランス語圏アフリカで!と我々は思っておりますので、どうぞファイナンス面でご一緒出来る方は是非仲間になって頂けると幸いです。
引き続き応援のほどよろしくお願い申し上げます。
先日ファイナリストビッチを終えた第三回日経ソーシャルビジネスコンテスト(NBSC)で優秀賞に選出されました。
第三回日経ソーシャルビジネスコンテスト受賞結果・ファイナリスト
https://social.nikkei.co.jp/final2019.html
日本経済新聞デジタル版記事
日経ソーシャルビジネスコンテスト、受賞4団体を選出
この約二年間、日本でアクセラレータ、ビジコン、JICA民間連携、などなどなかなか認められることはなく未完成だと。
その都度「時期尚早。次」と気持ちを切りかえ、明るく振舞いながらやってきていた。
その中で、メンターの一人がNSBCの締め切りは明日ですよとSNSの投稿を見て「これだな」とTICAD用に作ったカタログデジタルデータとWEB応募フォームへダイレクトに応募理由を書き申し込み完了、そんな応募キッカケだ。
結果、幸いにもファイナリストに選ばれ、ご縁があり陶山 祐司さんにアドバイザリーボードとして、チーム参加していただいた事も僕らにとって最大の利益。
彼のアドバイスで一番僕に響いたのは非常にポジティフなオーラで語り、ソーシャルビジネスをするものにみんな聞いてもらいたいもの。
僕の中でもやもやしていた「ソーシャルビジネスが儲かってはいけないという風潮が日本にはあるが、NSBCでは事業継続性を審査対象にしている。そのどちらに比重をおけば良いのか」との僕は問うた。
それに対して陶山氏は、「世間一般の空気を気にしていくのか、それともちゃんと事業化し利益をちゃんとだし雇用を増やしサステイナブルなビジネスを作っていくか、何をビジコンでつたえるのかは佐藤さん次第です」と。
今考えると当たり前になってしまったが、その時までビジコンだからこそ注目を得ようと神経が働き「空気に迎合しよう、多くの声に準じよう」としてしまっていているまだまだ甘い自分に気がつけた。
そこからはNSBCピッチでも、仏語圏アフリカの理解と課題と僕らの解決策、IPOを途中過程に含めた17カ国への販売戦略を知ってもらう機会にすると迷いがなくなった。
問題は7分間という時間。そこへ全部盛り込むという技。
そこへ向かって全メンバーが一丸となって、連日深夜までキリキリとストーリーを作り、資料を作りブラッシュアップを重ね7分のピッチを作り上げた。支えてくれた全メンバーに改めて感謝をしたい。
その苦労の結果、日本の新聞最大手の日本経済新聞によるソーシャルビジネスに対しての見解から、一定の評価を公の形で貰えた事は、僕らのTUMIQUI事業が評価を受けただけでなく、もう一つの目的である、日本から仏語西アフリカへのビジネス機会に対しても、幾ばくかの光を灯もせたかとおもう。
想いはフランスから始まり日本で熟成され仏語圏アフリカへ。
当日のプレゼン資料(WEB配布用に編集済み)
https://www.sucrecube.co.jp/wp-conte…/…/2020/02/NSBC-SCJ.pdf
平成30年4月13日付けに設立した国際ICT事業、国際ビジネスコンサルティング、途上国ビジネスの事業推進ならびにこれに附帯する一切の業務に関するサービスを行う日本法人 「株式会社シュークルキューブ ジャポン」(本社:東京都千代田区二番町1-2 代表取締役社長:佐藤弘一(さとう こういち)https://www.sucrecube.co.jp)(英表記:SUCRECUBE Japon Inc. 以下、「当社」という)は現在進めている西アフリカの未電化村落に通信と電気を届けるオフグリッド事業「TUMIQUI Projectツミキプロジェクト」の事業拡大のため、セネガルの経済特区サンジャラ市に100%出資現地法人「TUMIQUI Japon SASU」を設立しましたので、お知らせいたします。
1.新会社設立の目的
当社は、2018年4月より途上国における社会課題解決型事業として西アフリカの未電化村落へ電気と通信を届ける国際事業「「TUMIQUI(ツミキ)Project」( www.sucrecube.co.jp/tumiqui )を推進して参りました。現在はセネガル保健省の協力の元、現地診療所9カ所へTUMIQUIソリューションと呼ばれる携帯型太陽光発電と通信機器を組み合わせたキット「TUMIQUI Smart UHC KIT(ツミキ スマートUHCキット)」の導入が行われ試験運用を開始しています。また、2019年12月にはセネガル共和国サンジャラ市内の経済特区における教育施設及び保健施設にTUMIQUIソリューションを導入し、マルチセクタースマートシティ開発の協力プロジェクトに参画するためのMOU締結を完了しました。
セネガル共和国の現地法人設立は、本事業の理念とも言える「現地生産、現地雇用を増やし国力向上に繋げる」を達成する手段のひとつです。また、法人をMOU締結を行なったサンジャラ市内の経済特区に設立することにより、法人税率は30%→15%へ、関税優遇、保税陸港の活発な利用が可能になるなど、中小企業が海外ビジネスを行う上でのリスクを最小限に減らし、行政との連携によりスピーディにかつ収益性の高い事業展開が可能となりました。
今後は、経済特区の利点を活かし現地組立工場「アトリエTUQMIUI」を経済特区内に設立予定。機材の製造・保守・修理などをメインとする工場を持つことにより、セネガルのみならず西アフリカ全体を視野に入れた事業展開のためのプラットフォームとして、役割を担っていくことを目的としています。
2.新設会社の概要
(1)名称
TUMIQUI Japon SASU (日本語表記:ツミキ ジャポン)
(2)本店所在地
Zone Industrielle SANDIARA, Mbour (Thiès, Sénégal).
(4)代表者の役職・氏名
社長 佐藤弘一
(5)事業内容
TUMIQUIスマート本体の輸入、機材の設置・保守・修理、などをメインにTUMIQUIユニットを販売する。
また、現地事業に関するコーディネーション、調査、通訳翻訳、通信業などを含む。
(6)資本金の額
1,000,000 CFA (現地通貨)
(株式会社シュークルキューブ ジャポン 100%子会社)
(7)設立年月日
2020年1月9日
(8)事業年度の末日
12月末日
(10)関連会社
株式会社シュークルキューブ ジャポン(2018年4月13日創業)
東京商工リサーチ TSR情報(全国版)【2020新春特集号】
◎東京商工リサーチが厳選する優良企業紹介「経営者に訊く企業特性と今後の成長戦略」の中で優良企業の一社として紹介頂きました。
こちらの情報誌では、アフリカビジネスをメインとせず、我々が20年以上やってきたフランスでのICTビジネスの実績と、その先の同じフランス語圏商圏であるアフリカまで一貫したビジネスを自らのグループで興し「広大なフランス語商圏へ一貫したビジネスを切り開いていく」と言うテーマ。
そしてその道筋で、日本企業やお客様も、日本からフランスや仏語圏ビジネス圏に行きたい!とするご支援や、代理店業務などを現地でこなしていくという話をさせていただきました。
日本進出後は歴史が浅いですが、日本の二大調査会社である東京商工リサーチさんとしてちゃんと一定の評価をいただいているとのことのようなので弊社として嬉しいことです。
この東京商工リサーチさんと、日本政策金融公庫さんは、フランスでの起業と12年の実績、そして経営を譲り日本へ逆進出してきた事をちゃんと評価してもらえ、優良企業としての全国紙での掲載、そして日本政策金融公庫さんの融資も創業者保証無しで行ってくれたことは、昨年度の苦しい時期に勇気付けてくれた2社さんです。
掲載記事のダウンロードはこちらから。
参考) TSR社さんの優良企業基準
https://www.tsr-net.co.jp/serv…/product/national/evaluation/
株式会社シュークルキューブジャポン(以下、SCJ)は、フランス法人 SUCRECUBE Technologies(45 Rue de Richelieu 75001 Paris FRANCE / https://www.sucrecube.fr 代表:佐藤弘一(さとう こういち))の日本現地法人として、2018年4月、東京都千代田区で創業いたしました。 フランスでの国際ICT事業経験12年の実績を活かし、日本からの海外事業展開や市場開拓を強力に推進しており、また海外へ進出したい・進出済みのお客様への支援も、日本でのコンサルテーションから現地コーディネートまでワンストップなサービスを展開。フランス語圏市場と海外IT環境のスペシャリストとして包括的なアドバイスと伴走する事により、日系企業の海外進出の後押しを推進してきました。
2018年8月に外務省主催TICAD Business Dialogueで発表した「TUMIQUI Project ツミキプロジェクト」はフランス語圏アフリカの途上国地域において、未電化村落へ電気と通信を届ける事業として開始しました。
2019年5月セネガル保健省とのMOU署名を契機に、同事業の自社製品を地方未電化村落の診療所へ導入を開始、現在セネガル国内9カ所で運用されています。本事業の電気と通信を利用したTUMIQUI Smart UHC KIT 機材は保健分野にとどまらず、教育や農業、金融など多分野で重要なツールとされていることから、現地課題に沿った対応が可能な点や、アフリカの巨大マーケットに参入する地盤作りが構築できている点などを踏まえ、社会性と事業性の共存を可能にする当社主軸事業と捉えております。
本プロジェクトでのスケールアップを行い、事業基盤の整備と資本政策を確固たるものにするべく、まずは日本の事業会社やVCなどとの連携を構築して参ります。そのために日本でのファイナンスに強い渡邊氏の力が必要不可欠と判断し、このたび迎え入れるに至りました。
渡邊氏は複数の日米大手コンサルティングファームにて各種ファイナンシャルアドバイスや投資契約を実行してきた豊富な経験が強みです。渡邊氏の参画により、SCJは資本を強化し更なる経営体制強化に注力して参ります。
2. CFO略歴
日系大手ITコンサルティングファームや日米のコンサルティングファーム、日系PE、プレIPOスタートアップ等を経て、2019年6月よりFilamentに取締役 COO。2019年7月よりSUNDRED株式会社Partner。2019年5月より中小企業庁スマートSME研究会委員。
その他、中小企業のM&Aアドバイザーやスタートアップの顧問/アドバイザーとして経営戦略支援(事業計画・資本政策/整理・資金調達・営業・採用・労務・広報の各支援)を行う。
■代表取締役社長 佐藤弘一のコメント
渡邊氏とは日本法人を設立する前から不思議な出会いと切れないご縁が続き、会うたびに日本にも熱い漢(おとこ)がいるものだと思っていました。これまで私がフランスや日本、セネガルで共にするメンバーは皆、志が高く、またエネルギシュに自らも起業していたり、現地での責任者をこなすものがほとんどです。我々SCJは一つの日本法人でありながら、これら起業人精鋭集団として、意味ある事業を携え日本から海外へ積極的に進出し、さらには海外に進出したい日本企業のビジネスをどんどん引き出していきたいと考えています。そうした大きなチャレンジをするにはエクイティによる資金調達が何より重要であり、渡邊氏に是非とこの度お声がけした経緯です。
ファイナンスに関する期待はもちろんのこと、若き官民人材へ強力な人脈を持つ渡邊氏に新たなワクワクする出会いを期待すると同時に、この熱き漢を迎え入れられたことを誇りに思います。
セネガル共和国、サンジャラ市(Sandiara)とシュークルキューブジャポンの間で覚書(MOU)を署名しました。
アフリカ経済圏でのビジネスは魅力的で、特にフランス語圏アフリカは八ヶ国の共通通貨、EUROと固定レート、フランスによる通貨の無限交換など通貨危機は起こらず、さらにはECOWASの15カ国で無関税でビジネスが可能。
しかし、反面、アフリカでの外国からの輸入は関税が高く、加えて消費税もセネガルは18%、市場の購買力を勘案すると利益がそこまで出にくい。
なので我々のグローバル構想では、以前からアフリカの拠点はコートジボワール同様セネガルでも経済特区からの展開を考えていた。
本MOUは、UNIDOセネガルコンサルタントの素晴らしい支援と、在セネガル大使館のアドバイスもあり、師走ギリギリ年内に交渉がまとまりDIOP市長と署名に至りました。トップとの面談を実現させてくれる官民連携はとても大事だが、歩くのは自分の足。
これから弊社はこの経済特区に進出する形で、現地の公証人の動きにもよりますが、可能なら年内に現地法人を設立します。
セネガル法人はセネガルを対象としたTUMIQUI事業を進めると同時に、日本企業がセネガルへ進出をする際の代理店業、さらにはTUMIQUIは現地生産・現地保守スキームを持つので、同じように現地での施工や保守が発生するものも、弊社の布陣の中で可能とします。
すでに診療所に導入したSMART UHC KITはアフリカ特有の環境で一部機能が停止しましたが、今回部品も持ってきて、セネガル人エンジニアでの保守が可能なことを確認しました。安心安心。
ちなみにセネガルでの法人設立は、フランスの流れを汲み会社法が酷似しており、すでに経験しているフランス法人ほぼ同じ手続き、異なるのは社会保障システムだけなのでここは楽。
すでにセネガルでのéquipeも目星がつき、来週から本格稼働です。
◯サンジャラ市と市長について。
セネガルに3つある経済特区を持つ市の1つ。
DIOP市長は米国MITやフランスの院を出ていて農学工業博士、大統領アドバイザー大臣も兼務する方。
市長は長年あのネスレのボードメンバーを勤められていてさすが民間経験者で企業が進出する環境や工場での雇用の義務の理不尽さなどよくわかってらっしゃる。さらにはそこを決められる権限を持っているので話が早い。
さらに彼の哲学として、街の発展の為には必要なモノコトを整備していく、すなわち保健、教育、農業・加工、雇用。増えゆく人口に対する住居や道路整備などリアルシムシティ。
特に教育に関心高く、市に中学と高校が無いからと私財を投じての学校建設を行い多くの子供達を遠方の街ではなく、その子の家族が住む我が市で学ばせ、BACを取れる子供達増え大学にも進学させる事も実現なさってる。本当に素晴らしい。
僕らの構想は市長の足元にも及ばないが、私財を投じてまで実行をしていくこと、弛まず行動する事、将来のビジョンは大変共鳴できるもので、大統領府でお会いした際、実は市長からMOUの提案があったのです。
責任が増すけれど、良い形でのセネガルでのスタートです。