我々は2020年1月にセネガル共和国へ進出しました。
元々フランスより進出した日系ICT企業として、ヨーロッパフランス語圏に強みがある同様、途上国においてもフランス語地域を強みとしています。 弊社実績として、セネガル、コートジボワール、ニジェール、カメルーン、チュジジア、英語地域でもタンザニア、南アフリカで施工実績を持ちます。そのほか、JETROのミッションなどでナイジェリア、アルジェリアなどにも視察経験があります。
我々は、フランスで11年フランスにて現地企業と戦いながら勝ち残ってきた企業です。
施工に際しても、日本と全くことなる現地文化にて、全社員が日本語フランス語英語ででビジネスを行い、現在に至っています。
長年その中で培われた海外でのビジネスを推進する能力や経験は、日本や短期間の日本からの派遣では決して得られるものではありません。
西アフリカ諸国の現地を見てきて、最下層の方々へのSDGs課題解決には、ICTを活用した教育や医療、社会保障システムが必要と内外から認識探されています。しかし、ICTの前に電化が進んでいない環境ではインターネット接続など難しく、我々のプロジェクトは村落への電化とICT網を同時に敷設することで、17の項目の多くの課題を解決する基礎となります。
フランスでは、サッカーの国際チームにもみられるように、多くのアフリカ人の移民がフランス国籍を取り、フランスで生活しています。そのアフリカ出身の人材もフランスで大学を出て素晴らしい人材に育っている人もたくさんいます。我々は日々の日常の中でも彼らと交流することが多く、また、アフリカ向けのビジネスを始めるにあたり非常に多くのパートナーを見つけることが容易な環境にいます。
サブサハラ地域アフリカでビジネスをしていて我々が感じていることは、フランス語圏の国はまずはフランス語を共通語とした仲間意識があることと、フランスの文化がどこか息づいていて、フランス文化を体得したものがフランス語で話すことで、相当の確率で仲間意識の中に入るができるということです。言葉はただのツールでしかなく、フランス語ができるだけで良いということでもないということですが、程よいアイスブレイクとジョークと、家族の話題を含めるなど幸せの共有を行うそういった心がけは相手にも伝わり、返応性をもって帰ってきます。
英語でビジネスができるか?という質問もよく受けますが「可」ではあるかと思います。
しかし「可」は所詮可であり、ビジネスの発展性という意味では不可ということとも言えます。それは上記にあるように、フランス語という言葉の前にフランスの文化を知る必要があり、その文化は英国の流れとした英語圏アフリカと一線を画す文化の違いが存在するからです。これは我々が東アフリカでビジネスを行なっている方々との意見交換の中で、驚いたことですが、このHP上で説明しきれないことですので我々とビジネスを行うことになった際にお話ししたいと思います。
我々は、純粋な日本企業ですが、フランスをルーツとし、フランス本社のパートナーはフランスの官民です。また我々日本法人は現在、各省庁や外郭団体と協議し、ファイナンス会社と折衝をしながら日本から西アフリカ進出をフランスともに進めているところです。これは、海外事業に慣れていない日本企業から西アフリカに進出することは距離的にも文化的にも相違がありすぎ、到達することが目一杯でそこで現地生活に即したビジネスを行うことまではなかなか難しいと考えています。
そこで、日本とフランス、現地西アフリカ企業を設立したり連携を取りながら、三地域連携でビジネスを進めることこそ成功の方程式と考えています。
まず、一番変わるべきは日本企業です。
世界に稀に見るコンプライアンスの厳しさや、組織運営上の意思決定に時間のかかる構造は、国外においてはブレーキ要因にしかなり得ず、中国やインドなどのスピードの速い国とは同じスタートラインにすら乗れない状況を認識しないとなりません。
資本力ある大企業はコンプライアンスを緩めてアフリカに行くとったことは不可能であるため、我々のようなベンチャーが小回りを効かせながら、市場を切り開いたり、大企業と連携を組み現地にJVなどを設立しリスクを回避しながらビジネスを進めて行く、そのように進めることが日の丸がアフリカに行けることと考えております。
アフリカの開発・ビジネスを本気で行おうとする民間企業はまだまだ少ない状況です。
特に言葉の問題から競争国の多い東アフリカでのビジネスに苦労している企業さんも多いかと思いますが、アフリカは東だけでなく西アフリカというまだ競争国の少ない地域もあるので、日の丸として官民学あわせて日の丸事業として共に進出したいと考えております。